札幌・ススキノのビル火災続報:爆発音とともに出火、3人負傷し1人が意識不明
札幌市中央区の繁華街ススキノで発生したビル火災について、26日午後の段階で新たな情報が明らかになりました。この火災で、3人が負傷し、そのうち1人の男性が意識不明の重体です。現場では消防が引き続き消火活動を行い、警察とともに原因を調査しています。
火災の詳細と現場の様子
26日午後3時18分ごろ、札幌市中央区のビルで「爆発音がして窓から火が見える」という通報がありました。現場はススキノの雑居ビルが立ち並ぶ地域で、周辺には飲食店や店舗が多く集まっています。
目撃者によると、「人の叫び声とともに爆発音が聞こえ、ガラスが割れた直後に窓から火の粉が飛び出した」とのことです。別の目撃者は「火の粉を浴びた男女がビルから出てきて、周囲の人が布や水で消火を試みたが、煙がひどく中に入ることができなかった」と証言しています。
被害状況
消防によると、この火災で3人が負傷しました。そのうち1人の男性は意識不明の重体で、残りの男女2人はやけどを負っています。現在、消防車17台が出動して消火活動が続けられています。
火災の原因調査と影響
北海道ガスの社員が現場に向かい、ガス漏れの可能性や設備の異常がなかったかを確認中です。また、警察と消防は引き続き火災の原因を詳しく調べています。
この火災により、ススキノ周辺の道路は一部が封鎖され、通行人や観光客が足を止めて現場を見守るなど、現場は騒然とした状況です。
目撃者の声
火災発生時に近くを通りかかった男性は、「突然『ボン』という爆発音がしてガラスが割れる音が響き渡った。その直後に黒煙が立ち込め、焦げたような臭いが漂った」と述べています。また、別の目撃者は「消火器を持って助けに行こうとしたが、煙がひどく中に入れなかった」と語っています。
現場の状況と今後の対応
火災現場は繁華街で人通りも多く、多くの市民が消火活動を見守っています。消防と警察は引き続き、出火原因の解明と安全確保に努めるとともに、負傷者の救護を最優先に進めています。
ススキノの繁華街で発生した今回の火災は、周辺地域にも大きな影響を及ぼしており、警察と消防の今後の調査が注目されます。