「岡田ゆい」名乗る配信者、約7800万円の所得税法違反で告発される

アダルト動画配信者、約7800万円の所得税脱税疑いで告発

東京国税局査察部は、アダルト動画配信を通じた売り上げを申告せず、約7800万円の所得税を脱税したとして、動画配信業を営む長嶋未久氏（40）を所得税法違反の疑いで横浜地検に告発しました。この告発は2023年6月26日付で行われました。

長嶋未久氏の活動内容

関係者によると、長嶋氏は「岡田ゆい」という名前で活動しており、有料会員制サイトを通じて自身の性的行為を収録した動画を配信していました。2020年から2022年の3年間で、総額約2億1300万円の所得を得ていたにもかかわらず、確定申告書を提出せず、所得税を納付していなかったとされています。

脱税の手口と収益の管理

調査によれば、長嶋氏は収益の多くを銀行口座に預金していたとみられています。彼女の活動は少なくとも10年以上にわたるものとされており、ゲームキャラクターに扮するなどの演出も取り入れていました。これにより多くの視聴者を惹きつけ、高額な収益を得ていたとされています。

告発とその影響

この事案は、アダルトコンテンツの配信業が急成長する中で、税務当局が収益の適正な申告を求める取り組みの一環として注目されています。所得税法に違反した場合、重加算税や罰金が科される可能性があるほか、場合によっては刑事罰も課されることがあります。

世間への影響と今後の展開

アダルトコンテンツの配信者が法律を守らないことに対する世間の批判は強く、こうしたケースが他の配信者への警鐘となる可能性があります。長嶋氏に対する裁判の行方は、今後の配信業界全体にも影響を与える重要な事例となりそうです。

東京国税局は引き続き、インターネットを利用した収益活動における脱税行為を厳しく監視していく方針です。