相生市長、斎藤知事に直接謝罪 「心からお詫び」
兵庫県知事選中に斎藤元彦氏を批判し、SNSでの炎上を招いた相生市の谷口芳紀市長が、11月26日に斎藤知事に直接謝罪しました。この謝罪は、県内首長との懇話会の場で行われました。
机を叩く会見でSNS炎上
谷口市長は知事選期間中の14日、県庁で開いた記者会見で、「斎藤氏には県知事として資格がない」と強い口調で批判。その際、机を激しく叩く姿が撮影され、SNSで大きな話題となりました。この様子を捉えた動画が拡散され、相生市には約千件の苦情が寄せられる事態に発展しました。
懇話会で謝罪の場を設ける
26日の懇話会では、谷口市長が会場の入り口で直立して待ち、入場してきた斎藤知事に深く頭を下げました。谷口市長は「私の言動でご迷惑をおかけしました」と謝罪の言葉を述べ、斎藤知事は笑顔で「ともに頑張りましょう」と応じました。
選挙後の変化について問われる
会合後の取材で、谷口市長は「私の行動で迷惑をかけたことを心からお詫びした」と語りました。また、選挙結果を受けて「県民の民意が示された」と述べ、今後は知事との協力を模索する姿勢を示しました。
谷口市長の発言の背景と波紋
谷口市長は知事選で、斎藤氏の対立候補だった稲村和美氏を支援していました。記者会見での発言と振る舞いについて、「政治家として気持ちが高揚してしまった」と釈明していましたが、今回の謝罪により騒動の収束を図る意図があると見られます。
県内の調和に向けた第一歩
今回の謝罪は、知事選後の県内調和を進める上での重要な一歩となりました。SNSでの批判を受けた谷口市長が、今後どのように市政や県政と向き合うのか、注目が集まります。
