すき家、牛丼「並盛」など6割のメニューを値上げへ
牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは、11月22日午前9時から牛丼「並盛」など約6割のメニューを値上げすると発表しました。値上げ幅は10円から60円で、今年4月以来の改定となります。
値上げの背景に国産米の価格高騰
今回の値上げは、すき家が使用する国産米の価格高騰が主な要因となっており、同社がコメ価格の上昇を理由に値上げを実施するのは初めてです。さらに、原材料費や人件費、エネルギーコストの高騰も価格改定の背景にあります。
具体的な価格改定として、牛丼「並盛」は税込430円から450円に、「大盛」は630円から650円に、「特盛」は780円から830円にそれぞれ変更されます。
企業側の説明と消費者への影響
ゼンショーホールディングスは、「商品の品質維持・向上と安定供給を図るためのやむを得ない措置」と説明しています。一方で、度重なる値上げにより消費者の負担増が懸念されています。
同社は今年4月にも価格改定を実施しており、今回の値上げはそれ以来となります。企業側は引き続きコスト上昇への対応を求められる厳しい経営環境に直面しているとしています。
ネットの反応
この発表を受けて、SNS上ではさまざまな反応が見られます。「国産米を使っているなら仕方ない」「品質が維持されるなら納得」などの理解を示す声がある一方、「頻繁な値上げで気軽に利用できなくなる」「家計への負担が大きい」といった否定的な意見も少なくありません。
まとめ
すき家の値上げは、原材料費やエネルギーコストの高騰といった背景があるものの、消費者にとっては利用頻度を見直すきっかけとなる可能性があります。値上げがどのように受け入れられるのか、今後の消費者動向にも注目が集まります。