2024年11月9日、プロ野球の千葉ロッテマリーンズは佐々木朗希投手(23)がポスティングシステムを利用して米大リーグ(MLB)への移籍を目指す手続きを開始すると発表しました。昨シーズン終了後、佐々木投手は将来的なMLB移籍への意向を明らかにしており、今回、ロッテ球団がこの意向を尊重して手続きを開始した形となります。
佐々木朗希のコメント
佐々木投手は球団を通じて、「入団してからこれまで継続的に将来的なMLB挑戦について耳を傾けていただき、今回、正式にポスティングを許可していただいた球団には感謝しかありません。一度しかない野球人生で後悔のないように、背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、世界一の選手になれるよう頑張ります」と、MLB挑戦への強い意欲を語りました。
日本での成績と注目ポイント
佐々木投手は2019年、岩手県の大船渡高からドラフト1位でロッテに入団。2022年には史上最年少での完全試合を達成し、日本野球界の未来を担う存在として注目を集めました。今シーズンは18試合に登板し、10勝5敗、防御率2.35という安定した成績を残しており、その力強い投球スタイルとスピードは米メディアやMLB球団からも注目されています。
MLB球団からの関心と期待
米MLB公式サイトによると、佐々木投手に対してはロサンゼルス・ドジャースなどが興味を示しており、契約金は約7億5000万円と予想されています。MLB移籍が実現すれば、日本の至宝として佐々木投手がメジャーの舞台でどのような活躍を見せるのか、さらなる期待が高まっています。
球団からのエール
ロッテの松本尚樹球団本部長は、「入団当初から本人のアメリカでプレーする夢を聞いていた。今年までの5年間の成長を見て、彼の想いを尊重することにしました。日本の代表として頑張ってほしい」と、佐々木投手にエールを送りました。
今後の展望
ポスティングシステムによるMLB挑戦が実現すれば、佐々木投手はMLBでの試合経験を通してさらなる成長を遂げる可能性が期待されます。日本野球界からの大きな期待を背負って、佐々木朗希が新たな挑戦を歩み出します。