2024年11月8日、ベルギー1部リーグのシントトロイデンに所属する日本代表DF谷口彰悟選手(33)が、ホームのメヘレン戦で左アキレス腱を断裂する重傷を負いました。谷口選手は試合開始から間もない前半11分に、相手選手とボールを競り合う場面で左足首付近を痛め、その後ピッチに座り込んでしまいました。アキレス腱を気にする様子を見せながら、交代選手の準備が整う前にチームスタッフの肩を借りて退場しました。
地元報道と監督のコメント
地元紙HBVLによると、シントトロイデンのマズー監督は試合後、「この勝利は不運にも深刻な負傷を負った谷口に捧げたい。初期診断では左アキレス腱を断裂したようだ」と語り、チームとしても大きな打撃であることを明かしました。同紙も谷口選手が今シーズン中に復帰する可能性は極めて低いと報じており、日本代表にとっても大きな痛手となっています。
日本代表DF陣にとっての大きな打撃
谷口選手は国際Aマッチで32試合に出場し、経験豊富なベテランDFとしてワールドカップアジア最終予選では全4試合にフル出場してきました。しかし、左アキレス腱の断裂により11月15日のインドネシア戦、19日の中国戦といった重要な試合への出場が絶望的となり、日本代表DF陣に影響が広がっています。すでに、DFの冨安健洋選手(アーセナル)や伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)も負傷で離脱しており、DFラインの層の薄さが懸念されています。
チェイス・アンリ選手への期待
この状況を受け、ドイツのブンデスリーガで活躍する20歳のチェイス・アンリ選手に注目が集まっています。アンリ選手は今季ブンデスリーガでのデビューを果たし、UEFAチャンピオンズリーグで強豪クラブとも対戦経験を積んでおり、日本代表のセンターバック陣に新しい風を吹き込む存在として期待されています。彼の招集は、日本代表DFラインの再構築に大きく寄与する可能性があります。
今後の展望
今回の谷口選手の負傷を受け、日本代表に招集されているDF陣には、谷口選手の経験値と安定感を補う役割が期待されています。